一般企業法務
スタートアップから上場会社まで、企業の成長とともに生じる様々な法律問題に対して、ビジネス法務の経験に基づく実務的視点からアドバイスを提供します。
予防法務としての契約書等の作成から、相手方との折衝、紛争発生時の交渉、訴訟代理というあらゆるステージでの支援が可能です。また、企業が遵守を求められる規範を常にアップデートし、ガバナンス・コンプライアンスの観点からアドバイスを行い、統制的な観点からのルール決定、具体的な行動をサポートします。
特に上場準備段階においては、会社が提供するサービスや製品について、その適法性の確保、法的リスク排除のため、適切なサービスのスキーム設計とそのスキームに適した規約等の作成を行うことは非常に重要であり、当事務所ではこのような上場準備業務にも力を入れています。
M&A
M&Aにおいては、買い手側としては対象会社に潜在するあらゆる法的リスクを発見し、その対処法を整理して、契約書等に適切に落とし込みを行う必要があり、また、売り手側としては、売却後に生じる責任を最小限とする必要があります。当事者間の複雑な利害を調整しM&Aを成功に導く鍵として、数多くのディール経験に基づく多彩な解決方法のバリエーションが重要です。
当事務所では、多くの取引経験・紛争解決の経験に基づき、法務DD、契約条件の交渉支援、契約書作成の支援といった作業を通じて、M&A分野における多彩なソリューションを提供しています。また、LBOや事業承継、EXIT案件にかかる取引について、オーナーや創業者の側に立った実務的な視点でのアドバイスを行います。
ファイナンス
各種の金融業務を行う上では、金融商品取引法をはじめとする複雑な法体系から派生する様々な法的リスクが存在します。当事務所では、「難解な金融法務のコンテキストをユーザーにとって分かり易いものにする」ことをコンセプトとして、きめ細かいリーガルサービスを提供します。また、金融実務・金融法務に長年携わっている経験を裏付けとして、単純なドキュメンテーションや関連法規の説明に止まらず、クライアントの成長段階、ビジネスの特性や業界の動向を考慮し、ユーザー目線に立った「かゆいところに手が届く」リーガルサービスを提供します。
上記コンセプトの下、当事務所では、証券会社・投資運用業者・投資助言業者などの金融商品取引業者を中心とする各種金融事業者向けに、コンプライアンスに関するアドバイス、登録・届出・報告等に関する事務の代行・サポート、社内規程・内部監査・社内研修などのコンプライアンス体制整備のサポートを提供します。
また、プロジェクトファイナンス・買収ファイナンスなどのデットファイナンス、優先株・ストックオプション・転換社債の発行などのエクイティファイナンスのほか、各種の金融取引・金融商品に関するスキーム検討、書類作成・契約交渉のサポートを行います。
ファンド
インベストメント・マネジメント
投資ファンドのライフサイクルでは、ファイナンス、M&A、一般企業法務、紛争解決の各分野に跨った多種多様な法律問題が発生します。当事務所では、投資ファンドの実務に精通し、投資ファンドに関するさまざまな法律問題に取り組んできた弁護士が、ファンド組成から、投資の実行、ポートフォリオの運用管理、ファンドの解散・清算に至るまで、一気通貫のリーガルサービスを提供します。
ファンド組成段階では、投資事業有限責任組合契約、匿名組合契約等の契約作成・契約交渉、適格機関投資家等特例業務の届出をはじめとする金融商品取引法による規制対応など、ファイナンス分野を中心としたサポートを行います。
ファンドの運用段階では、引き続き変更届出や事業報告などの規制対応を行いつつ、投資案件に関するスキーム検討、法務デューデリジェンス、株式譲渡契約・投資契約・株主間契約などの契約作成・契約交渉などのM&A分野を中心としたサポートを行います。投資実行後には、投資先企業に生じる各種法律問題への対応、トラブルシューティングなど、一般企業法務や紛争解決を中心としたサポートを行いつつ、投資先企業の上場・売却等によるエグジットのサポートを行い、最終的には、ファンドの期間満了等による解散・清算手続のサポートも行います。
また、ファンド実務に関する高度な知識経験を活かし、ファンド投資を検討する投資家のために、投資契約のリーガルチェックや交渉のサポートも行っています。
ベンチャー法務
ベンチャー企業に関連する法務を多く取り扱っていることは、当事務所の特色の一つです。
常に新たな資金調達を念頭におきつつ、将来的なIPOやM&Aを見据えた戦略的判断が要求されるベンチャー企業の経営環境は、法務に携わる弁護士に対しても、一般的な法律知識だけでなく、金融商品や会計問題に対する理解、会社の事業性やリスクを判断するビジネスマンとしてのスキルを要求します。
当事務所では、「単なる法務に止まらない総合的アドバイス」を理念としてベンチャー法務に力を入れており、将来的に上場を目指すベンチャー企業の顧問として、資金調達やIPO、法令遵守体制の構築等に関する支援を多数行っています。
また、資金の出し手であるベンチャーキャピタル側では、投資先企業のデューデリジェンス、投資契約の作成や関連する各種合意を取りまとめる作業も実施しています。
訴訟及び紛争解決
法的リスクのコントロールという観点からは、契約事務(紛争予防)と訴訟業務(紛争解決)は車の両輪の関係です。紛争予防は非常に重要な課題ですが、一方で、いざという時に「裁判で解決する」という選択肢を持っておくことは企業経営にとって不可欠です。
当事務所では、主として継続的な顧問契約をいただいているお客様を対象に、人事紛争の解決から行政訴訟・税務訴訟に至るまで、広範な紛争解決サービスを提供しています。
また、内容によってはスポットでの受任やセカンドオピニオンの提供も行っています。